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AI時代に稼ぐWebスキルとは?デザインスクールでは学べない「AI webディレクター」の可能性

「Webデザインを学んだのに仕事がない」──100人以上の面接で見えてきた“根本的なズレ”と、AI時代の本当の選択肢。

こんにちは。株式会社セレンデック代表の楠本です。
Web制作会社を経営して十数年、これまで100人を超える方々の面接をしてきました。
業界未経験者、副業希望の方、リモートワーク希望の主婦の方、他業種からの転職希望者など、本当にさまざまな方々と向き合ってきました。

そして、ここ数年で特に強く感じているのが、
「Webデザインを学んだのに、まったく仕事に結びつかない」という声の急増です。

面接現場で実際に聞いたリアルな声

最近の面接で、こういう相談が非常に多くなっています。

     
  • 「有名なWebデザインスクールに通いました」
  •  
  • 「バナーやLPも作れます」
  •  
  • 「でも、案件が全く取れません」
  •  
  • 「2校目のスクールにも通い始めました……」

最初は“Webで自由に働ける”という夢を描き、
思い切って飛び込んだのに、数ヶ月後には“仕事がない”という現実に直面する。
これはもはや個人の努力不足ではなく、業界構造そのものの問題です。

なぜ、Webスクール卒業生が案件を獲得できないのか?

その根本的な理由は明確です。

「作れること」と「仕事になること」はまったく別だから。

いくらポートフォリオが綺麗でも、
いくらバナーが作れても、現場ではこんなことが求められます。

     
  • 要件を整理し、クライアントにヒアリングできるか?
  •  
  • 納期を守り、他メンバーに指示を出せるか?
  •  
  • 修正依頼に冷静に対応できるか?
  •  
  • トラブルが起きたとき、誰にどう報告するか?

これらは「作る」ではなく「動かす」スキルです。
つまり、Webディレクターとしての素養。

ですが、ほとんどのスクールではこの領域に踏み込まないまま、
「夢のようなコピー」で生徒を集めているのが現実です。

スクールに通う → 案件が取れない(実務経験がなく就職できない) → 2校目へ…というループ

最近は「2校目のスクールに通ってます」という方が本当に多いです。
中には、「すでに30万円以上投資したけど、1件も仕事が取れていない」という方も。

スクールを卒業しても
実務経験がないから全く就職出来る気配がない。

はじめはみんな実務経験がないのは仕方ないではないか、どうすればいいんだと・・

これはもう、個人の問題ではありません。

夢を煽り、現場の再現性がないまま卒業させるスクール構造が、
“努力する人たちを食い物にしている”ような構図にすら見えてしまうのです。

では、どうすればいいのか?

ここが最も重要な問いです。
そして私の答えは明確です。

     
  • 「作る」より「動かす」
  •  
  • 「ツール」より「思考」
  •  
  • 「単独」より「ディレクション」

実は、私がこれまで採用してきた中で「この人は伸びる」と感じたのは、
デザインスキルが高い人ではなく、

     
  • 人の話を整理できる人
  •  
  • 物事の順番を考えられる人
  •  
  • 空気を読みながら調整できる人

つまり、「仕事を整える力がある人」でした。

そして、AI時代は“作る力”を加速するチャンス

今は、ChatGPTをはじめとした生成AIが誰でも使える時代。
これまでプロが何時間もかけていたことが、数分でアウトプットできるようになりました。

つまり、“技術がなくても、プロ並みの準備”ができる時代です。

例えば:

     
  • ChatGPTでワイヤーフレーム案を自動生成
  •  
  • Canvaで数分でビジュアルモック作成
  •  
  • 提案書やプレゼン資料もAIでベース構築可能

この時代に本当に必要なのは、「指示を出す力」「全体を見渡す力」なんです。

だから私は、「AI × Webディレクター」という働き方を提案しています

これは私の講座のタイトルにもなっていますが、
ただのキャッチコピーではありません。

実際に私たちの現場で動いているディレクターには、
以下のような力を育てています。

     
  • 要件定義や構成案をまとめる力
  •  
  • AIを活用して業務を効率化する力
  •  
  • チームや外注をまとめるマネジメント力
  •  
  • “制作メインでなくても稼げる”仕組みをつくる力

AI時代にはこれらを実現するハードルが一気に下がりました。むしろ制作自体はAIが最も得意とするところで、AIと戦う必要はありません。

AIを活かした仕事のしかた、ディレクション力が非常に重要になります。

デザインに挫折した人こそ、向いている

実は「デザインが向いてない…」と悩んでいた人ほど、
ディレクションの世界に入ると花開くことが多いです。

なぜなら、本来の適性は“整えること”や“つなぐこと”にあったから。

こうした適性が、AIによってより強化される今こそ、
「ディレクター」としてのキャリアを歩む絶好のタイミングです。

もし今、こんな風に感じていたら

もし、皆さんがこんな思いを感じていたとしても、それは間違いではありません。

     
  • Webデザインを頑張ったけど結果が出ない
  •  
  • このままじゃまずいと焦っている
  •  
  • 自分にはもっと合った働き方があるのではと思っている

その気持ち、本当に大事にしてほしいです。努力の方向性が違うだけ、軌道修正すればよいのです。

最後に──「人生を変えるのは、転職じゃなく“視点の切り替え”かもしれない」

あなたの過去のキャリアや性格、調整力、人との接し方。
それらがすべて「価値」になる職種が、Webディレクターです。

私自身、何百人と面接してきた中で、
「この人がディレクションを学んだら絶対に化ける」
という人を何人も見てきました。

今、その可能性を広げる手段として、
「AI × Webディレクター講座」をご用意しています。

だからこそ私は、そうした“努力の方向を間違えた人”たちが、
もう一度自分の可能性に気づけるように、
「AI × Webディレクター」の講座を用意しました。

現場の視点で、「作る」よりも「動かす」ことに価値がある今、
そういったスキルを持つ人材は、本当に引く手あまたです。

もし、いま少しでも“行き詰まり”や“違和感”を感じているなら、
その先に、まったく新しい景色が広がっているかもしれません。

実務の現場に身を置いてきたからこそ、
この構造的なミスマッチを見過ごすことはできませんでした。

Webデザインの挫折を経験した人、
自分には向いていないと感じた人こそ、
実は「動かす側」の才能を持っているかもしれません。

ツールを覚える前に、“何を動かすのか”という視点があるかどうか。
そしてそれをAIで加速させる力があるか。

AIとWebが交差するこの時代、
私たちは「どんな力を伸ばすべきか」を、もっと本質的に考えていく必要があるのではないでしょうか。

同じような問題意識を持たれている方がいれば、
ぜひ情報交換しましょう。



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