「ECショップを開設しよう!でもコストはなるべく抑えて作りたい・・・」ーそんな時に使える補助金ーIT導入補助金があります。
今回はIT導入補助金を活用してECサイトを制作する方法について解説します。また、弊社が最も重要だと考えている、作って終わりではない=”売れる”ECサイトの作り方をお伝えしていきます。
ECサイトというと、「物販」のイメージがあると思いますが、実はECサイトはサービス提供やダウンロード販売など、さまざまなビジネスに活用することができます。
2023年のIT導入補助金を使ったECサイト制作、興味があった方もなかった方も、この機会にぜひ検討してみましょう!
1 IT導入補助金とは?補助金の概要と申請時の流れを理解しよう
IT導入補助金とは?
中小企業・小規模事業者を対象として、自社の課題を解決する、業務効率化や生産性向上、DX化に役立つITツールやECサイトの導入、PC購入などにかかる費用を支援する補助金です。 特にECショップ開設にも使える「デジタル化基盤導入枠」は82.5%の交付決定率(2023.3.3時点)と、狙い目の補助金となっています。
※補助対象の事業者には要件があります。詳しくは「IT導入補助金2023(後期事務局)」公式ページをご確認ください。
補助金と助成金の違い
補助金とは国の制作目的の目標を達成するため、目的に合った事業を取り組んでもらえるよう、実施のサポートのために給付するお金のこと。 返済の必要はありませんが、審査があり必ず交付されるわけではありません。 助成金については、条件を満たせば返済不要のお金を支給される制度です。
IT導入補助金の種類と補助率は?
IT導入補助金は、ITツール導入の目的によって4つの支援枠に分けられます。
通常枠 | ITツールを導入する経費の一部が補助されます。 自社の課題やニーズに合ったツールの導入によって、業務効率や売り上げ向上が見込まれます。 |
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デジタル化基盤導入類型 | 企業間取引のデジタル化推進のため、令和3年度補正予算より開始した支援枠。 ECショップ開設やインボイス対応、ハードウェア(PC・タブレットなど)の購入費もこちらの支援に含まれます。 2022年度は申請に対し82.5%(2022.3.3現在)の交付決定率ということで、狙い目の申請枠となっています。 |
セキュリティ対策推進枠 | サイバー攻撃のリスクが高まったことにより2022年から開始された支援枠。 |
複数社連携IT導入類型 | 複数の中小・小規模事業者が連携してITツールやハードウェアを導入する際に活用できる支援枠。 |
それぞれの補助額・補助率については以下の通りです。
通常枠 | セキュリティ対策推進枠 | デジタル化基盤導入累型 | |||
種類 | A類型 | B類型 | |||
補助額の上限・下限 | 5万~150万円未満 | 150万~450万円以下 | 5万円~100万円 | 下限なし〜50万円以下部分 | 50万円超~350万円部分 |
補助率 | 1/2以内 | 1/2以内 | 3/4以内 | 2/3以内 | |
賃上げ目標 | 加点 | 必須 | なし | なし | なし |
補助対象経費区分 | ソフトウェア購入費・クラウド利用料(最大2年分)・導入関連費 | サービス利用料(最大2年分) | ソフトウェア購入費・クラウド利用料(最大2年分)・導入関連費 | ||
その他 | プロセス数(※1) 1以上 | プロセス数(※1) 4以上 | 機能要件:独立行政法人情報処理推進機構が公表する「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト」に掲載されているいずれかのサービス | 機能要件(※2)会計・受発注・決済・ECのうち1機能以上 | 機能要件(※2)会計・受発注・決済・ECのうち2機能以上 |
ITツール要件(目的)類型ごとのプロセス要件を満たすものであり、労働生産性の向上に資するITツールであること。 |
※1 「プロセス」とは、業務工程や業務種別のことです。 ※2 該当する機能の詳細はITツール登録要領を参照
デジタル化基盤導入類型においてはハードウェア購入費用も補助対象となります。
デジタル化基盤導入類型 | |
ハードウェア購入費 | PC・タブレット・プリンター・スキャナー・複合機 :補助率1/2以内、補助上限額10万円 |
レジ・券売機等:補助率1/2以内、補助上限額20万円 |
複数社連携IT導入類型については下記の通りです。
種類 | 複数社連携IT導入類型 | |||
---|---|---|---|---|
補助額 | デジタル化基盤導入類型の要件に属する経費 | デジタル化基盤導入類型の要件に属さない複数社類型特有の経費 | ||
(1)基盤導入経費 | (2)消費動向等分析経費 | (3)代表事業者が参画事業者をとりまとめるために要する事務費、外部専門家謝金・旅費 | ||
(下限なし)~350万円 | 50万円×グループ構成員数 | ((1)+(2))×10%に補助率2/3を乗じた額もしくは200万円のいずれか低い方 | ||
内、~50万円以下部分 | 内、50万円超~350万円部分 | |||
機能要件 ※1 | 会計・受発注・決済・ECのうち1機能以上 | 会計・受発注・決済・ECのうち2機能以上 | ||
補助率 | 3/4以内 | 2/3以内 | 2/3以内 | 2/3以内 |
補助上限額 | 3,000万円 | 200万円 | ||
対象ソフトウェア | 会計ソフト、受発注ソフト、決済ソフト、ECソフト | 各種システム※2 | ||
賃上げ目標 | なし | |||
補助対象 | ソフトウェア購入費・クラウド利用料(最大2年分)・導入関連費 | ソフトウェア購入費・クラウド利用料(1年分)・導入関連費 | ||
補助対象:ハードウェア購入費用 | PC・タブレット等※3 :補助率1/2以内、補助上限額10万円 | AIカメラ・ビーコン・デジタルサイネージ等 | ||
レジ・券売機等:補助率1/2以内、補助上限額20万円 |
※1 該当する機能の詳細はITツール登録要領を参照 ※2 対象例(消費動向分析システム、経営分析システム、需要予測システム、電子地域通貨システム、キャッシュレスシステム、生体認証決済システム等) ※3 PC・タブレット・プリンター・スキャナー・複合機
IT導入補助金の2023年度の変更点は?
- 通常枠のソフトウェア購入費やクラウド利用料が1年から2年に延長されました
- 通常枠の補助額下限の引き下げ、またデジタル化基盤導入枠の下限が撤廃され、少額の投資でも補助金が活用できるようになりました。
- 2022年度から引き続き、インボイス制度への対応のためのIT導入費用、 デジタル化基盤導入類型でのPC・タブレットの購入も補助対象となっています。
IT導入補助金を申請をする際の注意事項
IT導入補助金を申請する際には、注意すべき点がたくさんあります。 準備を進めていたのにそもそも申請できなかった!ということのないよう、よく確認しておきましょう。
- IT導入支援事業者との共同申請が必要
事務局に認められた「IT導入支援事業者」と共同で申請する必要があります。 弊社は前年度に引き続き、2023年度もIT導入支援事業者となっています。 お気軽にご相談ください。
- 補助金は後払い
先に投資する自己資金がないと実現が難しいということになります。
- ハードウェア・PC・タブレット購入費用のみでの申請は不可
あくまでITツールを導入するのにあたって必要だから・・という理由です。
- 開業1年目は申請不可
申請に納税証明書(個人事業主の場合は確定申告なども)が必要なためです。
IT導入補助金の申請・交付のフロー
1.「IT導入支援事業者」と導入したい「ITツール」の選定
「IT導入補助金2023」公式サイトの 「IT導入支援事業者・ITツール検索」で検索し、自社の課題や希望条件に合う、「IT導入支援事業者」と導入したい「ITツール」の候補を選びます。 候補を選定したら、実際に「IT導入支援事業者」に問い合わせをし相談してみましょう。
また、弊社は前年度に引き続き、2023年度もIT導入支援事業者となっています。お気軽にご相談ください。2. 事前準備
- 「gBizIDプライムアカウント」を取得しておきます。※ID発行には2週間程度かかることがありますので早めに準備しておきましょう。
- 「SECURITY ACTION」の宣言を行います。
- 「みらデジ経営チェック」の実施が2023年度より新たに必要になりました。所要時間は20−30分程度ですが、回答にあたってはポイントがあります。弊社ではこういったノウハウもお伝えしております。
3. 交付申請
IT導入支援事業者との間で商談をすすめ、交付申請の事業計画を策定します。
そしてIT導入支援事業者から「申請マイページ」の招待を受けて、申請手続きを行います。 弊社では、提携の行政書士や中小企業診断士が、経営分析や採択されるための書き方のポイント、申請書類の作成代行など、プロの知識でサポートいたします。4. 補助事業の実施
事務局から「交付決定」を受けたら、「ITツールの契約・発注〜納品・導入〜支払い」を行うことができます。 交付申請の提出時期により、事業実施期間が3ヶ月程度と短くなる可能性もあるため、期間内に事業実績報告が可能か、事前に確認が必要です。
5. 事業実績報告
補助事業が完了したら、ITツールの発注・契約・納品・支払い等を行ったことがわかる証明を提出します。
6. 補助金交付手続き
補助金額が確定すると「申請マイページ」で補助額が確認できます。確認後、交付されます。
7. 事業実施効果報告
事業実施効果報告は、期限内に補助事業者が必要な情報を入力し、IT導入支援事業者が確認・提出します。 2023年度IT導入補助金(前期)の効果報告は、2024年4月の予定です。
IT導入補助金の申請スケジュール
2 ECサイト制作にあたってのポイントを解説
ECサイトでどんなものが販売できる?
ECサイトは物販だけでなく、さまざまなビジネスに活用できます。 活用事例をいくつか挙げてみましょう。
- サービス提供
例えば、オンラインコンサルテイングやオンラインレッスン、Webデザインなどがあります。サービスの提供は、オンライン上で完結するものや、オンライン上で予約を受けて決済まで行い、対面サービスを行うものなどがあります。予約システム構築のために、「RESERVA」※などのツールもご提案可能です。
※サービス内容やシステム利用料金について、詳しくは「RESERVA」公式ページをご確認ください。
- ダウンロード販売
例えば、音楽、映画、電子書籍、アプリケーションなどがあります。ダウンロード販売の場合、購入後すぐに商品がダウンロードできるため、ユーザーにとっても利便性が高く、需要が高い分野となっています。
- 会員制サービス
ECサイトを会員制サービスとして運営し、会費をオンライン決済にします。会員に対しては、会員向けの非公開コンテンツ、会員向けの商品割引、会員限定のイベント参加など、特別感のあるコンテンツが提供できます。
- オークション
ECサイト上でのオークションも一つの販売形態として考えられます。利用者が出品した商品を入札で売買する形態で、オークション形式で販売される商品は、限定品や希少品、レアな商品などが多く、コレクターなどには需要があります。
こうして考えるとビジネスが広がる可能性がありますよね。また、IT導入補助金以外の補助金・助成金の活用が可能な場合もあります。 改めて経営資源を活用できる方法はないか?ぜひ検討してみてください。 もちろん弊社もブレストからご相談可能です、お気軽にお問い合わせください。
ECサイトの作り方ー制作・運営の基本的な流れを知ろう!
どんなWeb制作会社に依頼するとしても、発注者側で基本的な流れを知っておくと、スムーズにWeb制作につなげることができます。 下記のブログで詳しく解説していますので、サラッとでもいいので、ぜひ目を通してみてください。
ブログ「ECサイトの作り方<2023年 IT導入補助金対応>|ECシステムの選定、開設・構築方法から運営方法まで完全解説」はこちら”売れる”ECサイトの8つのポイント
せっかく補助金を利用してお得にECサイトを作っても、「売上を上げなければ」意味がありません。非常にもったいないことに、そんなサイトが多数散見されます。漠然と作るだけでは、売上を上げることはできません。 今一度、下記の8つポイントを押さえ、売上アップを図ってみましょう。
- コンセプトが明確
ECサイトにおいては、「サイトの基本的な考え方、方向性」が大事になってきます。 星の数ほどあるECサイトの中で、万人受けを狙っても来訪してもらえません。 まずはコンセプトを確立することで、ECサイト作りが始まります。
- 優位性が明確
優位性=御社の商品が選ばれる理由が明確である必要があります。 そのために、常に商品を魅力的な状態に保っておくことは重要です。 とはいえ、価格・機能といった商品のスペックでの差別化だけでは、大手企業との価格競争や開発競争に巻き込まれやすく、限界があります。 ユーザーの価値観が変化する中で、「価格が高くても、御社の姿勢・世界観に共感したから買う」というような情緒的な部分での差別化も非常に重要になってきました。 そこで1で述べた「コンセプト」が明確であるということも、優位性に繋がっていくでしょう。
- ECサイトの使い方がわかりやすい
ユーザーが商品を探しやすいように、サイトのデザインや構造に配慮する必要があります。サイト内の検索機能が充実していることや、商品のカテゴリ分けがわかりやすいことも重要です。
逆に、一目見て「このネットショップは使い方がわかりにくい」と判断されたら、サイトを離れてしまう可能性があります。初めての方でもわかりやすいサイト作りを心がけましょう。 - 商品の特徴がよく伝わる画像や説明文
複数アングルやズーム可能な大きめの画像を用意したり、サイズや重さなど、手に取らないとわからない情報は説明文で伝えます。
利用イメージや着用イメージの情報も重要です。場合によっては動画を使用しても良いでしょう。 - 豊富な口コミと権威のお墨付き
ユーザーの満足度や豊富な口コミがあると「みんな使っている」に弱い日本人には、最後の一押しになるでしょう。
また、販売実績がまだ少ない場合は、権威のある人物(有名人や専門家)のデータに基づいたコメントなどがあると、商品に対する信頼感がアップします。 - 決済手段が豊富
ECサイトが売上を伸ばすためには、支払いシステムが顧客にとって使いやすく安心感のあるものである必要があります。 クレジットカードはもちろん、銀行振込、代金引換、コンビニ払い、コード決済など、顧客に豊富な選択肢を提供できるようにしましょう。
- セキュリティの不安がない
サイトに訪れたユーザーは、このサイトの安全性と信頼性が確認できなければ購入するのを躊躇するかもしれません。 HTTPSやSSL証明書の利用や、プライバシーポリシーの公開などは基本的に必要な場合が多いでしょう。
- マーケティングに積極的
ECサイトが売上を伸ばすためには、適切なマーケティングが必要です。 SEO対策(※1)やSNS(Instagram,Facebook,X(旧Twitter),Youtube,TikTokなど)を活用したプロモーション、メールマーケティング、リスティング広告など、多様な手段を用いて集客を図ることが大切です。 また同時に、「Google Analiytics」などと連携してアクセス解析を実施し、常に最適なプロモーションを行うことも重要です。
※1 SEOとは、「Search Engine Optimization(サーチ・エンジン・オプティマゼーション)のことで、Googleなどの検索結果で自社のECサイトを上位に表示させるための対策です。検索画面で上位に表示されれば、自然な流れで自身のネットショップへ誘導できます。
以上、「売れる」ECサイトのポイントをお伝えしました。 もちろん2023年IT導入支援事業者である弊社も、これらのご相談・ご要望についてのサポートは得意中の得意です。ぜひお問い合わせください。
3 IT導入補助金を活用して作れるECサイトとは?
採択率82.5%、最大350万円の補助が受けられるIT導入補助金。 この機会に「売れる」ECショップを開設したい、リニューアルをしたい、と考えている方はぜひ検討してみたいですよね。 しかし、どんなECサイトでも補助金の対象になるわけではありません。 ECサイト制作にIT導入補助金を活用するには、要件・条件があるのです。
IT導入補助金の対象となるECサイト構築〜ASPを利用する
IT導入補助金で開設できるECサイトは、主に「ASP」を利用したものが補助対象となっています。
ASPとは、「アプリケーションサービスプロバイダ』(Application Service Provider)の略で、各種ASPサービスは比較的低コストで短納期でECショップが開設・運営できるEC構築サービスで非常に便利です弊社も商材やクライアント様の状況、ご希望に応じてASPをご提案することもあり、制作実績も多くあります。
ASPの例
- BASE
- Shopify
- カラーミーショップ
- MakeShop
- EC-CUBE
どのASPを利用すると良いか、販売する商品やサービスによっても異なりますので、ぜひご相談ください。
※ASPを利用せず、CMSのプラグインのカート機能を利用する、ITツールもあります。 ※スクラッチ開発する場合はIT導入補助金の対象外となっているため注意が必要です。 ※既存のECサイトをリニューアルする場合は、IT導入補助金の対象外ですが、「リニューアル部分のみ」の申請等で採択されたケースもありますので、ご相談ください。
商材にあったECサイトの構築を考える〜ASPが不向きの商材とは?
では、ASPを使用してECサイトを作成するのがベストな選択なのでしょうか? いいえ、どんな商材でもASPサービスを利用したECサイトが最適かというと、必ずしもそうではありません。
ずばり結論からお伝えしますと、「知名度や予算が少ないニッチ商材や新商品を売りたい場合」には、ASPを利用したECサイトは最適でない可能性がある、ということです。 多くのASPはECの標準的な機能は装備されていますが、Web集客に最適化はされていない、具体的には「SEOに強くない」、「コンテンツの拡充には不向き」なのです。
勿論、SEO設定もありますし、コンテンツ追加の機能もあります。 ただ、あくまでECの機能に特化していて、システム上可能な範囲でのカスタムや拡充には限界があり、あくまで出来る範囲でシステムにあわせてくださいね、拡張機能を付けたとしても高額ですよと。(その分通常価格が安い。SaaSモデル、クラウドサービスですからね) 既にブランドが立っている商材や、広告・PR予算が十分にある場合はEC標準機能を装備したサイトで十分かと思います。
ただ、知名度も予算もないニッチ商材や新商品の場合は、自社ECサイトのSEO施策やコンテンツの充実やサイトの設計、Webマーケティング施策が重要になります。 補助金を使ってとりあえずECサイトはつくったけど、、あまり売れていないサイトが増えている、、というお話はよく聞きます。
弊社ではレベニューシェア(※1)によるECサイト運営や、フルフィルメント業務(※2)など、集客などのマーケティング部分から受発注処理、在庫管理、顧客対応などECサイトの運営業務全般に関わってきました。
レベニューシェアの運営などは、ECサイトの売上が弊社の売上とも連動するため、受託事業者目線ではなく、事業者目線で主体的に取り組み、クライアント様と一緒にお仕事をしてきています。
だからこそ、IT導入補助金の活用をしながら、「売る、利益を出す」という成果にこだわりをもち、弊社で出来る限りの事を考えて業務を進めていきます。
※1 レベニューシェア:発注者と受注者で事業収益を分配する成果報酬型の契約方法。
※2 フルフィルメント業務:ECサイトにおける「商品の注文受付(受注)〜商品の配送完了」の一連の物流業務のこと。具体的には、受注・ピッキング・流通加工・検品・梱包・発送(出荷手続き)が挙げられ、場合によってはコールセンターやクレーム対応などの顧客対応も含まれます。
ECサイト制作、他に使える補助金は?
ECサイトというと、単純に「モノを売る、物販」を行うためのサイトという印象が強いかと思います。
実際は、先ほどの「ECサイトでどんなものが販売できる?」にも書いている通り、「情報売る」、「(予約システムなどを活用し)サービスを売る」、「コミュニティ、何らかの権利(利用、使用)を売る」など、あらゆるビジネスをECサイトとして販売することが出来ます。
そうなると、ECサイト構築に利用できる補助金は「IT導入補助金」だけではありません。 IT導入補助金は関係ない、補助金とは関係ない‥と思っている経営者の方も、 実は考え方次第、工夫次第で、各種補助金を活用して、新規ビジネスの販路を拡大できる可能性があります。
例えば、以下のような補助金を利用することができます。
- 事業再構築補助金
- ものづくり補助金
- 小規模事業者持続化補助金
- 地元の自治体や商工会議所による補助金
それぞれの補助金の詳しいご説明は割愛しますが、こちらについてもご相談可能ですのでぜひお問合せください。
この機会に今一度、既存事業をや自社の経営資源や知識、ノウハウを見直して頂けるとよいかと思います。
4 補助金を活用したWeb制作ならセレンデックへ!
セレンデックの特長
- セレンデックは、「Web制作技術」x「マーケティング」+「創造的アイデア」でビジネスの課題を解決するWeb制作会社です。新宿区を拠点に、全国にクライアント様がいます。
- Webデザイン、ディレクション、SEO対策、Web集客など、Webに関するさまざまな業務経験をもつWebディレクターが担当。疑問点やこんなことできる?という質問にも、柔軟に対応可能です。 集客のための提案、儲かるためのコンセプト作り、豊富なアイディアが強みです。
- Web制作以外にも、Web集客(SEO対策・リスティング広告運用代行)、CMS開発、ECサイト運営等、Webに関するさまざまなサービスの実績があります。
セレンデックの実績
- Webサイト(ホームページ)、ECサイト、コーポレートサイト制作
- CMS開発
- ECサイト制作・運営代行
- Web集客(SEO対策、リスティング広告運営代行)
- ITツールを利用した業務効率化
- LP(ランディングページ)制作
詳しくはこちらの 弊社制作実績をご覧ください。
IT導入補助金をご検討のお客様にセレンデックが選ばれる理由
- クライアント様を第一に考えてご提案
- ご予算に応じて、必要な機能のみをご提案できる柔軟性
- Web制作以外の業務効率化もご提案。ワンストップでお悩み解消のお手伝いが可能
- 提携の行政書士や中小企業診断士によるサポートが充実!行政書士や中小企業診断士と連携しているWeb制作会社は多くありません。専門家を探す手間も省け、事業計画の策定・煩雑な申請業務もスムーズです。
- 弊社はプライバシーマークを取得しているため、個人情報の取り扱いの観点からも安心
- 2016年度から引き続き、IT導入支援事業者に認定されており、IT導入補助金に関する実績が豊富
2023年度IT導入補助金に登録済みのITツール「ECサイト構築パック」
弊社のITツールはECサイトを制作する「ECサイト構築パック」です。 予算については、作成したいECサイトの規模・目的・機能によって異なりますが、弊社の事例やご要望で多い価格帯は100万円から400万円前後のケースが多いです。もちろんもっと少ない金額・多い金額の場合もあります。
まずはお気軽に現時点でのお考えや商品のことなど、なんでもお聞かせください。ご予算・ご要望に応じて最適なパターンのご紹介・お見積りをさせていただきます。
2023年6月追記
弊社に新たなITツールが追加されました。ASPを活用した「ECサイト構築パック(Base/MakeShop/COLOR ME/STORES)」です。価格は70万円から210万円と、よりお気軽にECサイトを始めたいクライアント様へおすすめのプランです
2023年10月追記
弊社の「ECサイト構築パック(Welcart,WooCommerce)」価格の上限が500万円(補助額は上限350万円)まで拡大し、より充実したECサイトのご提案ができるようになりました!
ECサイト構築パック(Welcart,WooCommerce) | |
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予算目安 | 500万円 ※構築内容により、最低70万円〜となります |
補助率 | 2/3以内 |
ECサイト制作 ※サイト設計・各種設定・ディレクション費を含みます。 |
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ECカート構築 |
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各種管理設定 | 商品管理・在庫管理設定 |
初期設定 | ショップ設定・決済システム連携 |
問合せ管理 |
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FAQ
Q: 個人事業主でもIT導入補助金は申請できますか?
A: はい、中小企業だけでなく、小規模事業者、個人事業主の方も対象です。
Q: IT導入補助金の申請期間はいつからいつまでですか?
A: 2023年度は2023年3月28日から交付申請が始まり、複数回の締切が予定されています。締切各回までに提出された申請について審査・交付決定が行われます。
Q: 申請するまでに用意しておくべきことはありますか?
A: 履歴事項全部証明書や法人税の納税証明書(※法人の場合)など必要書類の準備や、「gBizIDプライムアカウント」の取得、「SECURITY ACTION」の宣言、「みらデジ経営チェック」の実施を行います。 また、事業計画が求められますので、自社の強みや、経営課題など、普段考えていらっしゃることをまとめておくと良いでしょう。もちろん弊社では、経営分析など事業計画についてもサポートいたします。
※個人事業主の場合は、運転免許証または運転経歴証明書または住民票、所得税の納税証明書(その1またはその2)、確定申告書Bが必要です。Q: 最短でどれくらいで申請できますか?
A: 一般的には数週間から2か月程度の時間を要することが多いです。特定の事情や申請内容によっては、さらに時間がかかる場合もありますので、事前に募集要項や手引きを確認し書類の準備をしておくなど、余裕をもったスケジュールを考慮することが重要です。
Q: IT導入補助金を受け取った場合、報告書の提出などの義務はありますか?
A: はい、数年間にわたりマイページを通じて行う「効果報告」が必要です。
Q: IT導入補助金を受け取って作成したECサイトを使わなくなった場合はどうなりますか?
A: 導入したECサイトを1年未満で解約または使用しなくなる場合、補助事業の辞退とみなされ、交付した補助金は全額返還(加算金等含む)となります。 補助事業完了日の属する年度の終了後5年間に作成したECサイトを使用しなくなる場合は辞退届の提出が必要です。補助金の返還の有無については、辞退届の提出後、事務局での判断となります。
Q: Webの知識がなくてもECショップを始めることはできますか?
A: はい、弊社では初心者の方にもわかりやすいご説明を心がけ、ECサイト運営のマニュアル作成や、サポートを行っています。
Q: 地方の会社でもセレンデックのITツールを利用できますか?
A: はい、弊社は完全リモート環境を整えていますので、クライアント様の所在地がどこにあっても、チャットやオンライン会議を通してサポートすることができます。
お問い合わせ
ECサイト制作は最初が肝心です。 弊社ではECサイト制作・運営の経験も豊富なwebディレクターが、売上アップ・業務効率化のための構築方法のご提案、またweb集客、プロモーション、戦略立案などを通して、ECサイト制作を総合的にサポートいたします。
IT導入補助金を活用してみたい、自社ECを展開したい、オンラインショップを始めたい、売上アップを図りたい、そんな方は、ぜひSERENDECへご相談ください。