実は結構使える!? Windowsのパソコンにプリインストールされている、アクセサリたち
ペイント、スニッピングツール、メモ帳…Windowsアクセサリをよく使っています!
Web制作会社と聞くと、Adobeの各種専門ソフトを駆使していて、色々なツールを使いこなしている、というイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれません。
弊社の事務所では、Adobeの専門ソフトやその他のITツールを各種導入しています。
在宅勤務でもPhotoshop(画像加工ソフト)やSnagit(キャプチャソフト)などを支給していただいているので、事務所にいる時と遜色なく作業ができます。
しかし、画像のリサイズ、トリミング、ちょっとしたメモ書きなど、作業の合間に発生する簡単な作業なら、わざわざ高価な有料ソフトを使う必要はありません。
そんな時活躍するのが、Windowsパソコンにプリインストールされている「アクセサリ」です。
ちょっとした作業なら、アクセサリの機能で十分まかなえてしまいます。
スペックが低いPCでも負荷が少なく、ストレスなく作業することができます。
プリインストールされているのに使ったことがない、何に使うか知らないという方は是非一度お試しください。
「こんなことがやりたいけど、わざわざソフトを購入するのは気が引ける」
「フリーソフトはウィルスが怖くてダウンロードできない」
そんな方も、実はやりたかったことが、アクセサリでできてしまうかもしれませんね。
基本スペック
Windows8.1を使用しています。
(OSによっては、さらに高機能なアクセサリや、他のアクセサリに名前が変わっている可能性がありますので、ご了承ください。)
よく使うWindowsアクセサリ
よく使うWindowsアクセサリ その1:Snipping Tool(スニッピングツール)
簡単なキャプチャソフトです。普段はSnagitという有料のキャプチャソフトを使用しています。
資料作成などで画面の一部の領域を画像にして貼り付けたい時に使用しています。
必要な個所だけ切り取って画像で保存したり、逆に画像で保存せずにクリップボードにコピーしてExcelやPowerPointに貼り付けたりできます。
ExcelやPowerPointにスクリーンショットを貼り付けてトリミングしてもよいですが、見た目はトリミングされていても、元の画像を保持したままなので、ファイルサイズが大きくなりがちです。
その点、スニッピングツールなら必要な個所だけ選択できるので、ファイルサイズの軽減化にも一役買います。
3段階くらいで太さが変えられるペンや蛍光ペン(透過)、消しゴムツールもあるので、キャプチャに○をつけて印をつける、簡単な文字を手書きすることができます。
よく使うWindowsアクセサリ その2:ペイント
簡単な画像加工ソフトです。
スクリーンショットをトリミング&サイズ変更する時に使用します。
簡単な文字入れ(フォントサイズや種類も選べる)、選択範囲の塗りつぶしなどもできるので、画像加工ソフトを持ってないけど加工をしたい時には便利です。(クオリティは専用ソフトに劣りますが…)
よく使うWindowsアクセサリ その3:メモ帳
メモ帳は、フリーソフトもたくさん種類があるので、好みのものを使用している方も多いと思います。かくいう私もフリーソフト「TeraPad」を愛用していているので、テキストファイルを開けばTeraPadが起動します。
メモ帳を使うのは、フリーソフトの高機能さが逆にわずらわしい時です。
一時的にメモしておきたい内容(保存しないで消す前提のメモ)をコピペしたり、文字と改行だけがわかればいい、そんな時はメモ帳が一番です。
右クリックのメニューで、「プログラムから開く」に必ず表示されるのでCSVファイルを開きたい時などに使用することもあります。
よく使うWindowsアクセサリ その4:付箋
フリーソフトの「PcHusen」を愛用しているので、よく使うかと言われるとあまり使わないのですが…
紙の付箋にメモ書きして、モニターの端っこに貼る感覚で使える、という意味ではおすすめです。すぐ済むような内容や、メモを目につくところに貼っておきたい時によいです。
付箋を削除するときログを残すソフトもありますが、ログを確認したことなんてありません。ログも残さない、簡易的な機能です。
Windowsアクセサリを使用するメリット、デメリット
Windowsアクセサリを使用していて、私が思うメリット・デメリットです。
Windowsアクセサリを使用するメリット
- とにかく軽い!PCの動作が重いときに助かります。
- とにかくシンプル!最低限の機能でわかりやすい。
- 購入する必要がない。たくさんあるフリーソフトから探す必要もない。
一番のメリットはやはり軽い&シンプルであることです。
起動してもPCの負荷を感じさせず、操作も直感的で初めて使用しても、すぐ使いこなせる予感がします。最低限のやりたいことが、ヘルプなしに操作できるのは便利です。
同じ無料でも、フリーソフトは独自の操作感がありますし、ちょっと作業をしたいだけなのに、操作をヘルプで調べたり、妙に重いと本末転倒です。
プリインストールされているので、PCによって起動しないなどのイレギュラーが発生することも少ないと思います。
Windowsアクセサリを使用するデメリット
- 最低限の機能ゆえ、利便性・汎用性に欠ける
- アップデートしない(無料だからでしょうか)
- アクセサリ内で複数のファイルを同時に開いたり処理することができない
「もう少しこうなってくれたら便利なのに!」と思うところもあります。
同時に、無料なので仕方ないと諦められる点でもあります。
購入したソフトや、頑張って探したフリーソフトでこう思うとちょっと残念な気分になりそうです。
また、より便利にアップデートされないのも仕方がないかと思います。Windowsが新しいバージョンのOSを発表した折には、Windowsアクセサリもアップデートされているかもしれません。
また、Snipping Toolやペイントで見られる現象ですが、各アクセサリの中で複数のファイルを処理することができません。新規データを作成するには、現在処理しているファイルを閉じなければならないのは不便さを感じます。逆に言えば、1つしか処理しないなら何も問題はありません。
別OSの便利なWindowsアクセサリ
以前、Windows10のPCを使用したとき、フォトはリサイズや補正までできて、しかも軽くて使いやすかったです。
他にも、OS個々でWindowsアクセサリが異なると思いますので、PCを買い替えたら色々試してみたいと思います。
使わないけど使えそう!その他のWindowsアクセサリ
いつも使っているWindowsアクセサリ以外に、何があるんだろう?と思って、調べてみました。
すると、予想外に使えそうなWindowsアクセサリを見つけました。
すでに使いこなしている方もたくさんいらっしゃると思いますが、ご紹介しましょう。
ワードパッド
メモ帳より高機能、ワードより機能が少なめ・・・なテキストエディタです。
試しに使ってみたところ、ペイントと連動性があり、ワードパッドで編集中にペイントで画像を作り、取り込むことができます。
メモ帳は図形や画像は入れられませんが、ワードパッドには挿入可能です。
キャプチャ+コメント程度のメモなら、わざわざWordを使用しなくてもこれで十分です。
メニューが少ないので、操作も簡単です。
サウンドレコーダー
今回、アクセサリを調べてみて、こんな機能があったのか!と感動した一品(?)
アクセサリを起動し、「録音の開始」をクリックするだけのシンプルなレコーダーです。録音が完了すると、その場でWindows media Audio形式に保存できます。
PCにマイクが内蔵されていれば、会議の内容を録音しながら議事録を取るのに使えそうです。音声メッセージを送りたい時や、PCで再生した音声や音楽を録る時に使えそうです。
ただ、録音中に文字入力をするとキーボードを打つ音まで拾っていました。
再生してみたら、ダカダカと音がうるさかったです。録音中は、キーボードは静かに打ちましょう。
電卓
以前、計算をするのにExcelを起動させている方をお見かけしましたが、こちらのほうが早いかもしれませんね。
しかも、中々の高機能っぷりです。(知らなかった…)
- 通常の電卓以外に、関数・プログラマ・統計の電卓に切り替えられる(すごい!)
- 単位の変換機能(熱量や圧力等)や日付の計算などマニアックな計算機能がある(住宅ローンの計算まで!)
- 計算式や打ち込んだ数字が表示されるので、打ち間違いを確認できる
- 編集→コピーで計算結果をコピペできる
デメリットはマウスで数字をクリックするのが面倒&やりづらい点でしょうか。
そこを差し引いても、知っていると便利だと思います。
使ってみよう!Windowsアクセサリ
いつも使用しているアクセサリのほか、まだまだ種類も使い道もありそうなアクセサリ。
「こんな時はこのアクセサリを使う」と決めておくと、一部の機能を使うだけでも、PCの作業効率をアップさせる可能性を秘めていると思います。
WindowsアクセサリはWindowsに無料でインストールされている機能ですので、今までWindowsアクセサリを使用したことがない方は、ぜひ試しに使ってみてください。
一部の機能だけを使うも良し、シンプルな機能をフルで使いこなすも良しです。
もしかしたら、ずっと「こうしたかった!」「こんな機能ほしかった!」という問題が、Windowsアクセサリで解決できてしまうかもしれません。