世界で最初にWebサイトが公開されたのは1991年。
Webサイトが身近になった今日まで、技術の進歩とともにWebサイトのデザインは大きく変化しています。
Webの歴史(https://www.internetacademy.jp/special/history.html)
今回のブログでは有名企業たちの過去と現在のWebサイトを比べてみます。
Webマーケティング・ECサイト運営、Web制作に役立つコンテンツをブログに掲載するよう心がけていますが、今回は「あ~そうなんだ、面白いね」程度な感覚で読んでいただけるとありがたいです。
読む方の立場やその時の状況によっては、何かに役立つヒントになるかもしれませんので、何かしら有益な情報になればと思います。
過去のWebサイトを見る理由
Webサイトの過去を見ることは、自社サイトや競合サイトのリニューアルの前のコンテンツを知りたい時や、以前のコンテンツを誤って削除してしまったとき、バックアップもしていななかったなどというときにも使えたりします。(本来はしっかりとバックアップを取ることを強くお勧めいたします)
単純に、Webサイトが生まれた当時との技術の違いを見れるのが面白いというのもありますね。
Webサイトの過去を見る方法
■WayBack Machine
WayBack Machine(https://archive.org/)
WayBack MachineのWebサイトに、過去のWebサイトを見たいページのURLを入れるだけで、記録されているデータを見ることができます。 今までのすべての情報が残っているわけではないので、残っていない時期もあります。
■chromeの拡張機能
chrome ウェブストア(https://chrome.google.com/webstore/category/extensions)
chromeの拡張機能追加ページでウェブタイムマシンを検索し、追加して使用してください。
過去を見たいWebサイトを開いた状態で拡張機能のボタンを押すだけで、どの時期のデータを見たいか選択できます。
Webサイトの過去と現在を比較
スマートフォン用のサイトができ始めたのは2013年ごろからでしょうか。
そのころは、「ガラケー用サイト」ということで、スマホとは別で制作していたかと思います。スマホページに関してはPCよりも歴史が浅いため、その変化も違ってきます。
【PC】過去と現在 Webサイト比較
amazon
amazon(https://www.amazon.co.jp/)
2004年 | 2009年 | 2019年 |
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TOYOTA
TOYOTA(https://toyota.jp/index.html)
2004年 | 2014年 | 2019年 |
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ソフトバンク
ソフトバンク(https://www.softbank.jp/)
2008年 | 2014年 | 2019年 |
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伊藤忠商事
伊藤忠商事(https://www.itochu.co.jp/ja/)
2009年 | 2014年 | 2019年 |
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阿部寛さんホームページ
阿部寛ホームページ(http://abehiroshi.la.coocan.jp/)
2016年 | 2019年 |
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どのサイトも過去のものは時代を感じるデザインで、画面のサイズが小さいことがわかります。
当時は違和感なく使っていたのでしょうけど、やはり現在のものが一番使いやすい印象です。
また、現在は表示がシンプルになった分、Webサイトが縦に長く(スクロールして)見られるようになっています。
過去も現在もほとんどデザインに変化のない「阿部寛のホームページ」は、ネットで表示が世界最速説と話題になるほどです。
逆張りの発想で「あり」ですよね。ユーモアのある阿部寛さんらいしですね(笑)
少し真面目に話しますと、阿部寛さんのようにwebでブランディングを行う必要がない方、企業は敢えて古いサイトでも
「逆張り」として他との差別化につながり効果があります。ただ、弊社のようなweb制作会社が、2000年前後を彷彿とさせる阿部寛さん的なWebサイトの場合「この会社大丈夫?」となるかと思います。SEOとしても厳しい評価になるでしょうからね・・。
企業やサービスの立ち位置を踏まえた上で敢えて古いデザインにするのはありなのかもしれません。Webの歴史はまだ浅いですが、いずれは「クラシックWebサイト」や「ビンテージ感のあるWebサイト」とリバイバルブームが発生するかもしれません・・(笑)
【スマートフォン】過去と現在 Webサイト比較
スマートフォンが一般的に普及が本格化した(世界市場における携帯電話販売台数の半数を超えた)のは、2009年(平成21年)から2011年(平成23年)です。
スマートフォン専用のページはPCサイトに比べるとまだまだ歴史が浅いですね。
参考:総務省|平成24年版 情報通信白書(http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h24/html/nc122110.html)
apple
apple(https://www.apple.com/jp/)
2014年 | 2019年 |
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yahoo
yahoo(https://m.yahoo.co.jp/)
2014年 | 2019年 |
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SONY
SONY(https://www.sony.jp/)
2014年 | 2019年 |
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三菱商事
三菱商事(https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/)
2014年 | 2019年 |
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BMW
BMW(https://www.bmw.co.jp/ja/index.html)
2015年 | 2019年 |
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LIXIL
LIXIL(https://www.lixil.co.jp/sp/)
2015年 | 2019年 |
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スマートフォンサイトは、過去といっても比較的新しいため見やすいですが、よりシンプルにテキストの量が減っている印象があります。 PC同様、過去のものに比べ内容がシンプルになった分、縦に長く(スクロールして見る)なっているWebが多いようです。
【スマートフォン】過去と現在 メニュー展開時比較
過去 | 2019年 |
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スマートフォンサイトのメニュー展開時の印象も大きく違ってきています。
現在はメニューボタンにハンバーガーメニューを利用しているサイトが多い中、2014年時点のyahooではメニュー自体がなく、sonyでは「menu」ボタンを使用しています。
また、メニューボタンの位置についてが入れ変わっている場合もあります。
Webサイトの過去を振り返る
Webサイトの過去と現在のページを見比べてきました。これは年月が過ぎるほど、また変化が増えていくことでしょう。
Webサイト、Webデザインのトレンドは常に進化しているため、古すぎるタイプのデザインだと企業イメージに影響する可能性もありますので要注意です。
Webサイトの過去のページを見比べることで、効果的なポイントやデザインの流行、アイデアなど参考になるかもしれませんね。
単純に過去のWebサイトを見るのが面白い! ということもあるかと思いますので、暇のときに息抜きがてらに見るのもおすすめで。