弊社のCMS利用状況
弊社で制作するwebサイトのほとんどがCMS、主にWPで構築しています。
少数ですが、WordPress(ワードプレス)が不向きな構成の場合はMT(ムーバブルタイプ)やエンタープライズ版のCMSで運営しているサイトもございます。
クライアント様のご要望に応じて最適なCMSを選定し、ご提案しています。
CMSサイトの多言語化
<Webサイトの多言語化制作>
よくあるご依頼の一つとして「Webサイトの多言語化」があります。
特に多いのは「WordPressで既に構築してあるサイトを多言語化」する、というご依頼が多いです。
もちろん、フルリニューアルする際に多言語化も一緒にCMSで制作して欲しい、というご依頼もあります。
(まれに「多言語化に特化した独自のCMSを導入しているので、更新、制作をして欲しい」というご要望もあります。その場合はCMSの構成、内容次第で工数が変動するので慎重に対応させていただいています)
多言語対応Webサイトの制作のポイント
Webサイトを多言語化する際の考え方にはポイントがあります。
主に企業のWeb担当者さんや管理者さんへ向けた内容が中心で記載いたします。
いくつかあるパターンから、お客様に最適な多言語対応サイトの制作方法を選定、ご提案いたします。
(具体的な構築方法、技術的な内容は記載いたしませんのでご了承ください。あくまで方向性性です。)
<webサイト多言語化の主な制作パターン>
1 完全ローカライズサイト
言語ごとに適切な内容を考え、それぞれの言語、国ごとに*ローカライズしたwebサイトを制作します。 日本語と全く別のwebサイトを一から制作するイメージです。2 統一ミラーページ
日本語の内容を全て英語や中国語などに多言語化します。 CMSをカスタマイズし、ミラーページ=日本語版と対になる全ての翻訳ページを用意します。日本語と同じ内容で表示する言語のみが異なるwebサイトです。
3 多言語ダイジェスト版コンテンツ
現サイトのダイジェスト版サイトを作成します。 会社概要、主なサービス、お問合わせなど必要最低限のコンテンツを選定し、多言語に翻訳して制作します。
<多言語化の方法選択のポイント>
「予算や時間に余裕があり、そして多言語化して海外からのweb集客を強化するんだ!海外へ事業展開するんだ!」という明確な目的がある場合は、「1の完全ローカライズサイト」のように、言語や国に特化して適切にローカライズを行ったサイトがよいです。 ただし、現地の代理店に構成を依頼するなり、現地のマーケティングに精通している方と協力してサイトの制作、Web集客プランを考えていくことが必須になります。 (でなければ、せっかく制作しても現地のユーザーにアクセスしてもらえません)
また、「多言語化したサイトでも最低限のSEOを含めた集客を行ったり、潜在顧客にリーチしたい」という場合は「2の統一ミラーページ」の作成となります。
「そもそも海外からの問い合わせやアクセスが少ない、予算とスピードを重視して最低限の内容を用意しておきたい」という場合は「3の多言語ダイジェスト版コンテンツ」を制作することをお勧め致します。
弊社ではクライアント様のご要望と予算に応じて「2」と「3」のパターンで多言語化を実装することが多いです。
WordPress多言語プラグインの注意点
WordPressの多言語プラグインを利用しても、利用しなくても多言語サイトの構築は可能
プラグインを利用した構築は非常に便利な点も多いです。 しかし、多言語化のプラグインは、非常に複雑な仕組みで構成されています。(もちろん高性能でもあります。) そのため、WordPress(ワードプレス)の基幹となるシステムに影響をおよぼす場合があるため、プラグインの選定は慎重に行う必要があります。
もし多言語化プラグインに不具合が起きると、WordPressやWebサイト全体に影響を及ぼす可能性があるからです。 WordPressのバージョンアップや更新の際、その都度入念なチェックが必要になります。
プラグインを利用するか否かは、どちらが正解というわけではありません。 弊社ではプラグインを利用するメリット・デメリットはもちろん、お客様の状況や予算に応じて適切な方をご提案しています。